NHK大河ドラマ「西郷どん」最終回「敬天愛人」
いやああ!泣いても笑っても拗ねても蹴っても怒っても、とうとう来ました最終回!思えばそもそも、お世継ぎの斉彬様が薩摩で軍事演習をしている所からして、ありえな~~い!の連発でございましたけど、演者の皆様の熱演に思わず知らず引き込まれちゃってもう、最終回を迎えたくないな~とまで思いいれてしまった今日この頃。
結局のところ今年の大河も十分楽しませていただきました。ただまあ、最近でも、政府軍が汽車と汽船で超特急で参戦とか、抜刀隊結成に至るまでの政府の苦悩とか、もっとちゃんと描いて欲しかったような心残りの虎落笛…
流石に先週から今週の雰囲気でいつものOPは流しませんでしたねええ~。
敬天愛人!額が掛かりました明治37年。長じた菊次郎どんが西郷どんの考えを解説。新しい時代のうねり、どうしてもその波に乗り切れない人がいる。父西郷隆盛はあの大きな体で熱い心で、御一新から取り残された侍たちを抱きしめ、飲み込み、連れ去りました!つまり侍として死なせてやる役目ですか!ともに死ぬ役目!そうか…そういう感じがしますよねえ…(涙
まあ見方によっては私学校で人材と武器をそろえて本気で政府転覆…ゲフンゲフン、それは今宵は持ち出しますまいしますまい。それと相変わらず出てくる選挙速報のテロップについても…。
先週の逢瀬の翌朝。糸どんや菊次郎どんを延岡に残し、西郷どん隆盛様は行軍開始。鹿児島へと向かったのです。一日西郷に接すれば一日、三日接すればもう離れられない、生死を共にするしかないと言われる西郷どん。どこまでも愛すべき大人物でございモス。
従道どんがとうとう延岡にやって来た!愛する家族を保護するため!菊次郎どんの足が…(涙)。ほんなごてすんもはんと頭を下げまくる従道どん。政府の偉い人が私なんかに頭を下げないでと突っぱねる糸どんでした。
西郷どんは政府軍の囲いをかいくぐって、道なき道を行く西郷軍。桐野どんも泥だらけ。え、突然大笑い?着いたど~~!とうとう薩摩の城山にたどり着きまして候~。帰って来たのうう。帰ってきたよ桜島!皆ボロボロだけど清々しい笑顔よ。これは死に場所を探す道行だったのかも知れませんなあ、西郷どん…。
向こうに見えるは桜島!薩摩の象徴!んで足下を見れば、cangoxinaの文字が!ええええ!これってまさかたまさか八坂のムサカ!いつぞや幼き日の西郷どんが刻んだ文字でございますか!これはもう…死に場所としては最適な感じがしちゃってもう、涙が!
薩摩を奴らから奪い返したかと言う皆の衆に対し、そんならもうひと暴れしようかい!と返す西郷どん!盛大に暴れまくってますなあ!溌剌と戦いました!西郷どんも自ら銃を討って、不自由な足で大活躍よ!生きがいの戦いがいの死にがいのある様子…しかし、反撃もここまで…政府軍の圧倒的な攻撃力、しかも海軍まで出張って来てるの?
東京の大久保どんは帰宅したら子供たちがわらわらと寄って来て、子煩悩な感じでございます。鹿児島の事を語り合うご夫婦。旦那さあが鹿児島に行って説得してはと言う満寿どんですが、大久保どんは内国博覧会に力を入れる、国の発展のために…
鹿児島に帰ってきた糸どんご一行。やっぱり菊次郎どんの悲惨さは目を引きます。菊草ちゃんは唖然としてます。ここで宗助どんの境遇を語る糸どん。今も旦那さあと一緒に戦っている、と~。だったら止めてくれ信吾!無理じゃ止められんと答える信吾どんの従道どん。お前を許さんとなじる琴どん。もしもの事があったら二度とこの家の敷居は股がせんど!
父上は死んでしまうのです?叔父上同か父上を助けて下さいと土下座する寅太郎どん、それを諫める糸どん母上です。見苦しい事はやめろ、と~。そして糸どんが従道どんに対して曰く、あなたはあなたの選んだ道を行け、みたいな~。まあそれぞれ覚悟を持って選んだ道ですからねえ。
西郷どんは薩摩・城山に立て籠もっております。村田どんのアコーディオンが悲しげに響きます。もっと賑やかな奴がいいとリクエストの西郷どん。ご一同お気に召したら投げ銭を!と言って、明るくリズミカルにやり始めましたよ!ラ・マルセイエーズ?皆々笑顔!皆が投げ出すお金は…もしかして西郷札?
大久保どんが巾着袋から何やら出しております。それは例のcangoxinaの紙よ!まだ持ってたんかい!世界に誇れる日本国を作ってくれと言う友の願いがリフレイン。
その頃新政府軍は総攻撃の発議。山形有朋様はでも、二の足三の足。西郷どんが賊軍になってよいと思っているのかと問われます。だったら賊軍として討たれるのではなく、名誉の死を選ばせてはと相談する中、大久保卿から電信到来!
大久保卿からの電信の内容は、総攻撃の命令を下した、明朝4時!ただし本日夕刻午後5時までに降伏すれば西郷を助命するって!甘かとはオハンじゃ一蔵どん。おいに情けをかけたら自分の首を絞めることになっど!とまあ、すっかり覚悟を決めている西郷どんにしてみれば、笑止旋盤工!ぎゅいイイイ~~~ん!
ご配下の面々は、先生だけは生きて下さいと降伏を願うのですが…
東京では内国勧業博覧会開催!日本の銘品の大見本市ですなつまり。今のところ鹿児島だけが参加していない?かの有名な薩摩焼が出ないのか…っていうか内戦している時にこんな事してて大丈夫かと問われる大久保どん。大丈夫ですと請け負って、もうすぐ日本から戦が無くなります!んで時計を見ます。もうすぐ5時!鹿児島の従道どんも時計を見つめて、もうすぐ5時!
城山では西郷どんが、じゃっどん死なせてくいやい。戦を無くすためには自分が死ななければならない。自分が死ねば士族たちも覚悟を決めて新しい時代に進めるって。村田どん曰く、西郷さあがおはんらだけを死なせるわけがないだろう、と!こん通りじゃと大久保卿の知らせを破る。そして…
東京の華やかな博覧会会場でニコヤカにおもてなし中の大久保どん。そこに電信、吉之助さあと一言言って固まる大久保どん。ずいぶんショックだったみたい。西郷どんが投降してこなかったって言うお知らせですよねえ。気を取り直して挨拶する中、鹿児島懸の見出しを見るやもう胸が詰まって何も言えなくなって中座よ!
城山の西郷どん。徴兵された政府軍も強かった、これで外国が攻めてきても戦えると軽口をたたく総攻撃前日の夕餉の笑顔。ここは最高の死に場所じゃとメートルをあげる桐野どんに呼応する面々。村田どんの汚れて臭い外套には女子の思い出があっど!脱がしてみたら綺麗な女子の写真が!コイは誰じゃ?それはの…秘密じゃ~!なんかみんな少年みたいな西郷軍。最後の夜ぐらい楽しくやろうぜ!
西郷どん改めて斉彬様の短刀を眺めつつ思い出すそのお言葉、侍が重い刀を二本差してそっくり返っているような日本は変わるのだと!まさにその時代が明日!やって来るのです!
いよいよ運命の明治十年九月二十四日午前四時!死にに行くのに不要なものを焼いている中、村田どんの外套もアコーディオンも焼かれております。ここで恒例の、グ~。村田どんのお腹が鳴って和みます。山形有朋様率いる政府軍が総攻撃!
西郷どんの雄たけび、おハンらが侍の最後を務めるんじゃ!チェスト~!気~張れ~~!西郷家にも響いてくる砲弾の音。あれは旦那さあが討たれる音か?次々倒れる西郷軍。ヒガンバナが綺麗なのがこれまた健気!
銃に対して弓矢で一矢報いた後、桂久武様ご戦死!お城では久光様と海江田どんが悲しみに沈んでおります。どんどん撃ち込まれる砲撃!おいが誰かしっちょっか?人切り半次郎じゃ~!と見せ場を作って桐野どんも戦死!撃ったのはかつての朋輩・川路どん?
村田どんも血まみれになって戦死!どんどん人が死んでいくのはやっぱり悲しい…。役目をはたして東京へ帰る従道どん。寂しそうだったなあ。もう数に物を言わせてバンバン撃って来るわ政府軍。西郷どんも被弾!スローモーションで迫力の進軍を見せるもさらに被弾!ついに倒れて暗転!
西郷家でふくよかな神様の傍らで城山の報に向かって、おやっとさあでございもしたと頭を下げる糸どん。そこに旦那さあの愛犬二匹が帰ってきたよ!賢いなああ!つん!よう戻って来ましたな。でも旦那さあが戻ることはもうないのだと慄然。
戦が終わったとご帰還の大久保どん。吉之助さあはどげんされましたかと尋ねる満寿様。途端に頽れる大久保卿。慟哭!吉之助さぁあぁ…吉之助さあっ!ようやく感情を爆発させましたなあ一蔵どん。これまでこらえてたもんが全部出てはるわ。
明治37年に戻りまして、菊次郎どんが語ります。父は天を敬い人を愛しました。己の身を捨てても精いっぱい人を愛しました。だからことこれ程までに多くの人から愛されたんだと思います。
すっかり洋風になったヒー様は西郷死スの報を受けてさすがに悲しそうで厳しいお顔で眉を寄せる。何で生きなかった、俺みたいに逃げなかった、牛男!それじゃあ西郷どんがこんなに皆から愛されませんから~。
あの真っ赤な星こそ西郷さんに違いないと接近した火星を見上げる東京庶民。龍馬とよろしくやってるか、と呟くのは勝海舟様。愛加那さんも奄美の空を見上げて亡き夫にお唄献上。従道どんの大きなお邸は西郷家のみんなを呼び寄せるために作ったんだとか、そしてみんなでウナギを食べたいと…泣かせるねい。
西郷家には穏やかな日々が戻りました。菊次郎どんは義足を履いて歩けるようになりました!明るい日差しがお正月みたいよ!そして囲炉裏の神座には、西郷どん自筆の「敬天愛人」!
ここで糸どんが伝える西郷どんの最後のお言葉。例のの最後の夜、子どもたちに伝えて欲しい事があると言う西郷どん。おいが死んだコツでおかしい事はおかしいと言えんようになるとは思わんで欲しか。これからの国作りはおハンらに託されちょ。逆賊西郷隆盛の子であることを恥じることはない!
そうだ父上は星になって皆から拝まれていると言う子供たちを制して、それは違うと言う糸どん。旦那さあは人に見上げられたり拝まれたりして喜ぶお方ではなか!いつでも低い所でよわかもんの為にあちこち走り回っちょった。誰よりも心が熱くふとかお方でした!うん、そうだったね!
翌年。死してなお続く西郷人気に少しヤキモチを焼く岩倉様。岩倉様と別れて赤坂へ馬車で向かった大久保卿。突如賊に襲われ引きずり出されて刺されまくって、大久保卿暗殺!一蔵どんの手に握られていたのは、cangoxinaの例の紙片!おいはまだ死ねんと言い残して果てる一蔵どん。
最期に思い出すのは初の薩摩から旅立ちの時!迎えに来てくれた西郷どん!忘れ物がある、オハンじゃ。大久保正助を忘れて来た!てんてっけてんの~せっごど~~ん!最後は明るく〆ましょう!今年一年のお二人を振り返る趣向ですな。cangoxinaを一蔵どんに託すシーンもありましたねえ。
OPが終わった後で、累累たる死体の中で蠢く西郷どん。いやあ、吃驚!まだやるか!血まみれの西郷どんが仰向けになって見上げる青空。もう…ここらでよかぁ…。そっと目を閉じた西郷どんから俯瞰する桜島!お腰には斉彬様のご短刀…完
いろいろありましたけど、一年間の長丁場の力作の大河の西郷どんでした。演者の皆様、スタッフの皆様、真に真に、お疲れ様でございました。そしてこの拙いブログをお読みくださいました皆様、一年間の長丁場、まっことありがとうございましたああああっ!
結局のところ今年の大河も十分楽しませていただきました。ただまあ、最近でも、政府軍が汽車と汽船で超特急で参戦とか、抜刀隊結成に至るまでの政府の苦悩とか、もっとちゃんと描いて欲しかったような心残りの虎落笛…
流石に先週から今週の雰囲気でいつものOPは流しませんでしたねええ~。
敬天愛人!額が掛かりました明治37年。長じた菊次郎どんが西郷どんの考えを解説。新しい時代のうねり、どうしてもその波に乗り切れない人がいる。父西郷隆盛はあの大きな体で熱い心で、御一新から取り残された侍たちを抱きしめ、飲み込み、連れ去りました!つまり侍として死なせてやる役目ですか!ともに死ぬ役目!そうか…そういう感じがしますよねえ…(涙
まあ見方によっては私学校で人材と武器をそろえて本気で政府転覆…ゲフンゲフン、それは今宵は持ち出しますまいしますまい。それと相変わらず出てくる選挙速報のテロップについても…。
先週の逢瀬の翌朝。糸どんや菊次郎どんを延岡に残し、西郷どん隆盛様は行軍開始。鹿児島へと向かったのです。一日西郷に接すれば一日、三日接すればもう離れられない、生死を共にするしかないと言われる西郷どん。どこまでも愛すべき大人物でございモス。
従道どんがとうとう延岡にやって来た!愛する家族を保護するため!菊次郎どんの足が…(涙)。ほんなごてすんもはんと頭を下げまくる従道どん。政府の偉い人が私なんかに頭を下げないでと突っぱねる糸どんでした。
西郷どんは政府軍の囲いをかいくぐって、道なき道を行く西郷軍。桐野どんも泥だらけ。え、突然大笑い?着いたど~~!とうとう薩摩の城山にたどり着きまして候~。帰って来たのうう。帰ってきたよ桜島!皆ボロボロだけど清々しい笑顔よ。これは死に場所を探す道行だったのかも知れませんなあ、西郷どん…。
向こうに見えるは桜島!薩摩の象徴!んで足下を見れば、cangoxinaの文字が!ええええ!これってまさかたまさか八坂のムサカ!いつぞや幼き日の西郷どんが刻んだ文字でございますか!これはもう…死に場所としては最適な感じがしちゃってもう、涙が!
薩摩を奴らから奪い返したかと言う皆の衆に対し、そんならもうひと暴れしようかい!と返す西郷どん!盛大に暴れまくってますなあ!溌剌と戦いました!西郷どんも自ら銃を討って、不自由な足で大活躍よ!生きがいの戦いがいの死にがいのある様子…しかし、反撃もここまで…政府軍の圧倒的な攻撃力、しかも海軍まで出張って来てるの?
東京の大久保どんは帰宅したら子供たちがわらわらと寄って来て、子煩悩な感じでございます。鹿児島の事を語り合うご夫婦。旦那さあが鹿児島に行って説得してはと言う満寿どんですが、大久保どんは内国博覧会に力を入れる、国の発展のために…
鹿児島に帰ってきた糸どんご一行。やっぱり菊次郎どんの悲惨さは目を引きます。菊草ちゃんは唖然としてます。ここで宗助どんの境遇を語る糸どん。今も旦那さあと一緒に戦っている、と~。だったら止めてくれ信吾!無理じゃ止められんと答える信吾どんの従道どん。お前を許さんとなじる琴どん。もしもの事があったら二度とこの家の敷居は股がせんど!
父上は死んでしまうのです?叔父上同か父上を助けて下さいと土下座する寅太郎どん、それを諫める糸どん母上です。見苦しい事はやめろ、と~。そして糸どんが従道どんに対して曰く、あなたはあなたの選んだ道を行け、みたいな~。まあそれぞれ覚悟を持って選んだ道ですからねえ。
西郷どんは薩摩・城山に立て籠もっております。村田どんのアコーディオンが悲しげに響きます。もっと賑やかな奴がいいとリクエストの西郷どん。ご一同お気に召したら投げ銭を!と言って、明るくリズミカルにやり始めましたよ!ラ・マルセイエーズ?皆々笑顔!皆が投げ出すお金は…もしかして西郷札?
大久保どんが巾着袋から何やら出しております。それは例のcangoxinaの紙よ!まだ持ってたんかい!世界に誇れる日本国を作ってくれと言う友の願いがリフレイン。
その頃新政府軍は総攻撃の発議。山形有朋様はでも、二の足三の足。西郷どんが賊軍になってよいと思っているのかと問われます。だったら賊軍として討たれるのではなく、名誉の死を選ばせてはと相談する中、大久保卿から電信到来!
大久保卿からの電信の内容は、総攻撃の命令を下した、明朝4時!ただし本日夕刻午後5時までに降伏すれば西郷を助命するって!甘かとはオハンじゃ一蔵どん。おいに情けをかけたら自分の首を絞めることになっど!とまあ、すっかり覚悟を決めている西郷どんにしてみれば、笑止旋盤工!ぎゅいイイイ~~~ん!
ご配下の面々は、先生だけは生きて下さいと降伏を願うのですが…
東京では内国勧業博覧会開催!日本の銘品の大見本市ですなつまり。今のところ鹿児島だけが参加していない?かの有名な薩摩焼が出ないのか…っていうか内戦している時にこんな事してて大丈夫かと問われる大久保どん。大丈夫ですと請け負って、もうすぐ日本から戦が無くなります!んで時計を見ます。もうすぐ5時!鹿児島の従道どんも時計を見つめて、もうすぐ5時!
城山では西郷どんが、じゃっどん死なせてくいやい。戦を無くすためには自分が死ななければならない。自分が死ねば士族たちも覚悟を決めて新しい時代に進めるって。村田どん曰く、西郷さあがおはんらだけを死なせるわけがないだろう、と!こん通りじゃと大久保卿の知らせを破る。そして…
東京の華やかな博覧会会場でニコヤカにおもてなし中の大久保どん。そこに電信、吉之助さあと一言言って固まる大久保どん。ずいぶんショックだったみたい。西郷どんが投降してこなかったって言うお知らせですよねえ。気を取り直して挨拶する中、鹿児島懸の見出しを見るやもう胸が詰まって何も言えなくなって中座よ!
城山の西郷どん。徴兵された政府軍も強かった、これで外国が攻めてきても戦えると軽口をたたく総攻撃前日の夕餉の笑顔。ここは最高の死に場所じゃとメートルをあげる桐野どんに呼応する面々。村田どんの汚れて臭い外套には女子の思い出があっど!脱がしてみたら綺麗な女子の写真が!コイは誰じゃ?それはの…秘密じゃ~!なんかみんな少年みたいな西郷軍。最後の夜ぐらい楽しくやろうぜ!
西郷どん改めて斉彬様の短刀を眺めつつ思い出すそのお言葉、侍が重い刀を二本差してそっくり返っているような日本は変わるのだと!まさにその時代が明日!やって来るのです!
いよいよ運命の明治十年九月二十四日午前四時!死にに行くのに不要なものを焼いている中、村田どんの外套もアコーディオンも焼かれております。ここで恒例の、グ~。村田どんのお腹が鳴って和みます。山形有朋様率いる政府軍が総攻撃!
西郷どんの雄たけび、おハンらが侍の最後を務めるんじゃ!チェスト~!気~張れ~~!西郷家にも響いてくる砲弾の音。あれは旦那さあが討たれる音か?次々倒れる西郷軍。ヒガンバナが綺麗なのがこれまた健気!
銃に対して弓矢で一矢報いた後、桂久武様ご戦死!お城では久光様と海江田どんが悲しみに沈んでおります。どんどん撃ち込まれる砲撃!おいが誰かしっちょっか?人切り半次郎じゃ~!と見せ場を作って桐野どんも戦死!撃ったのはかつての朋輩・川路どん?
村田どんも血まみれになって戦死!どんどん人が死んでいくのはやっぱり悲しい…。役目をはたして東京へ帰る従道どん。寂しそうだったなあ。もう数に物を言わせてバンバン撃って来るわ政府軍。西郷どんも被弾!スローモーションで迫力の進軍を見せるもさらに被弾!ついに倒れて暗転!
西郷家でふくよかな神様の傍らで城山の報に向かって、おやっとさあでございもしたと頭を下げる糸どん。そこに旦那さあの愛犬二匹が帰ってきたよ!賢いなああ!つん!よう戻って来ましたな。でも旦那さあが戻ることはもうないのだと慄然。
戦が終わったとご帰還の大久保どん。吉之助さあはどげんされましたかと尋ねる満寿様。途端に頽れる大久保卿。慟哭!吉之助さぁあぁ…吉之助さあっ!ようやく感情を爆発させましたなあ一蔵どん。これまでこらえてたもんが全部出てはるわ。
明治37年に戻りまして、菊次郎どんが語ります。父は天を敬い人を愛しました。己の身を捨てても精いっぱい人を愛しました。だからことこれ程までに多くの人から愛されたんだと思います。
すっかり洋風になったヒー様は西郷死スの報を受けてさすがに悲しそうで厳しいお顔で眉を寄せる。何で生きなかった、俺みたいに逃げなかった、牛男!それじゃあ西郷どんがこんなに皆から愛されませんから~。
あの真っ赤な星こそ西郷さんに違いないと接近した火星を見上げる東京庶民。龍馬とよろしくやってるか、と呟くのは勝海舟様。愛加那さんも奄美の空を見上げて亡き夫にお唄献上。従道どんの大きなお邸は西郷家のみんなを呼び寄せるために作ったんだとか、そしてみんなでウナギを食べたいと…泣かせるねい。
西郷家には穏やかな日々が戻りました。菊次郎どんは義足を履いて歩けるようになりました!明るい日差しがお正月みたいよ!そして囲炉裏の神座には、西郷どん自筆の「敬天愛人」!
ここで糸どんが伝える西郷どんの最後のお言葉。例のの最後の夜、子どもたちに伝えて欲しい事があると言う西郷どん。おいが死んだコツでおかしい事はおかしいと言えんようになるとは思わんで欲しか。これからの国作りはおハンらに託されちょ。逆賊西郷隆盛の子であることを恥じることはない!
そうだ父上は星になって皆から拝まれていると言う子供たちを制して、それは違うと言う糸どん。旦那さあは人に見上げられたり拝まれたりして喜ぶお方ではなか!いつでも低い所でよわかもんの為にあちこち走り回っちょった。誰よりも心が熱くふとかお方でした!うん、そうだったね!
翌年。死してなお続く西郷人気に少しヤキモチを焼く岩倉様。岩倉様と別れて赤坂へ馬車で向かった大久保卿。突如賊に襲われ引きずり出されて刺されまくって、大久保卿暗殺!一蔵どんの手に握られていたのは、cangoxinaの例の紙片!おいはまだ死ねんと言い残して果てる一蔵どん。
最期に思い出すのは初の薩摩から旅立ちの時!迎えに来てくれた西郷どん!忘れ物がある、オハンじゃ。大久保正助を忘れて来た!てんてっけてんの~せっごど~~ん!最後は明るく〆ましょう!今年一年のお二人を振り返る趣向ですな。cangoxinaを一蔵どんに託すシーンもありましたねえ。
OPが終わった後で、累累たる死体の中で蠢く西郷どん。いやあ、吃驚!まだやるか!血まみれの西郷どんが仰向けになって見上げる青空。もう…ここらでよかぁ…。そっと目を閉じた西郷どんから俯瞰する桜島!お腰には斉彬様のご短刀…完
いろいろありましたけど、一年間の長丁場の力作の大河の西郷どんでした。演者の皆様、スタッフの皆様、真に真に、お疲れ様でございました。そしてこの拙いブログをお読みくださいました皆様、一年間の長丁場、まっことありがとうございましたああああっ!
この記事へのコメント
西郷どんが大久保卿に対して仰った、甘いのはおはんの方じゃってセリフ!これは先だってお前の政は甘いと大久保卿が西郷どんに放った言葉への返答なんですねええ~。
こういうちゃんと続けて見ている者に嬉しい演出。「係り結び」は長期連続ドラマにこそ、必要だと思うんですよ~。斉彬様の短刀とか、cangoxinaの紙片とか、私的にはもう十二分に楽しめた一年なのでありもした~♪
あけましておめでとうございます。昨年中に投稿したかったのですが、お許しを。
最期は皆笑って死ににいくという感じでしたね。個人的には西郷、大久保両人より、従道様の苦悩がよかったです。2人の狭間で・・ その気はないのに本家と敵対することとなり、 劇中では触れられてませんでしたが、鹿児島の西郷邸を立て直したのも彼ですし、お兄さんと住もうと豪邸を建てたのも泣けます・・・
最後に大久保卿が死ねないと言いながら死に、西郷どんは「ここいらでよかと」私もこういうすっきりした最期をいつか迎えたいものです。まだ死にたくないですけど 笑
消えていく士族とともに死んでやった西郷どん。あの世で出迎えてくれるのは斉彬様でしょうか、あるいは月照様?尊い犠牲の末に目指す新しい世の中の志半ばで倒れた大久保卿。それぞれの死にざま、そして残された者の苦悩。重々しかったですねえ。
毎年大河の最後で考えてしまいますのは、人は必ず死ぬんだなあって…。人は死ぬ、必ず死ぬ、だから生きている今がお宝!生きてるだけで丸儲けや~!って…。