NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第3回「ついてない男」
なあに幕末の志士なんですから、脱藩して何ぼですよ・・と現代の私たちは思ってしまいますけど、同時代のましてや家族親戚だったら大変な大事件だったんでしょうねええ。坂本龍馬様は勝先生の口利きで許してもらったんでしたっけ?さて我らが寅兄様の助け舟は、先週伊之助様が拝み倒してた藩の重臣・周布政之助様!どうなります事やら~。
神社で祈る文ちゃん。姉上のご婚礼がウマく行きますように!そして祝言でお饅頭がたくさん食べられますように~~!あら、その傍らでおみくじを引くイケメン男子のあり!久坂玄瑞様!あちゃ~~~!丸めて捨てたおみくじは・・きっと凶!
伊之助様が江戸よりご帰還、今度こそモノホンの婚礼決行!一度は寅兄様の行動で潰えたかに思えた寿姉様の婚活でしたが、今度はその寅兄様のご縁でリベンジできましたっ!亀義姉様のピンボケのお顔が印象に残りました。
寅兄様の一件は・・・結局命までは取られなかったものの吉田家は断絶にして寅次郎様は身分剥奪の上実家の実父の杉百合之助様にお預け・・・「育み」っていうんですか、保護観察の再教育みたいな?お殿様の毛利敬親様は物わかりがよろしいようで、百合之助様の申し出を受け寅次郎様の十年間の江戸遊学をご許可くださいました。大甘っていうか、こりゃあお殿様も寅次郎様に乗ったああ!みたいな感じなんですかねええ。
走る走る寅兄様!何があったって、大事件ですよ!歴史の大舞台の大事件勃発!嘉永六年、黒船襲来~~~!これまでも何度か外国から開国要望はあったわけですけど今度のは強敵だ!江戸に迫って来たし!軍艦だし!煙出してるし!これが後々の因縁になるんだなあ、寅兄様の~~。
そんなとき長州のお殿様に建白書が提出だ!建白書って、上に対して意見するって言うっ!匿名だって言うけど、これはもしかして寅次郎の仕業かとアップアップで慌てている梅太郎兄様!藩士の身分がはく奪されてる者が建白書など出そうものなら!最悪死罪!伊之助様も心配顔だ~~~。短い時間に随分詰め込んだなああ、アバンタイトル~。
あ、まったくの別件バウアーですけどこの数年後、武州忍藩の尾崎石城という藩士の方も上書を出したがためにお役御免となり養子先を追い出されて妹の家に居候して暇を持て余して描き溜めた絵日記が、かの有名な石城日記であるとか~。閑話休題~。
嘉永六年、寅兄様は長崎にいらっしゃる。椿の花の前ボケが綺麗ね。ロシア艦隊と接触するため?でもこれがすれ違いの憂き目で。新婚ほやほやの寿姉様と伊之助様。一所懸命働いて下女とギクシャクする寿姉様。頑張り過ぎて指も切っちゃって、健気なんだけど浮いてるなああ。せっかくの御馳走に目もくれず机に向かう伊之助様。お吸い物の具がハート形だ!あああ!伊之助様ったらご飯にかけてかき込んじゃった!寿様、立つ瀬なし~~!
文ちゃんが新婚の寿姉様をお訪ねすれば、姉様何だか浮かぬ顔。丸髷で、まるで大人の女みたいだと当たり前のことを言う文ちゃん・・。姉様は返して、気楽でええねアンタは。なになに、新婚ほやほやなのにうまく行ってないわけ?伊之助様が相手をしてくれない?勉強ばっかで構ってくれない?いやあ~、今が日本のお国の一大事と自覚されてますからなあ伊之助様は~。
帰り道、お友達のすみちゃん、ふさちゃんに出会います・・・ふみ・すみ・ふさって良いトリオですねえ~。三人が水車小屋に来てみると、すみちゃんの兄上の入江九一様、野村靖様、そしてふさちゃんの兄上の吉田マシュマロ・・じゃなかった、稔麿様、そして+α様が密談中。α様って要するにアバンに出て来た久坂玄瑞様ですけど、文ちゃんにはまだ名前が分かりません。
長州も安閑とはしてられん・・敵の大筒は五貫の鉄の球を40丁先まで撃ち込めるらしい、やられる前にやらねば!偉人を倒すんだ~~!ってぶち上げてますなあ、志士ジュニアの皆様~。
「大河ドラマストーリー」によりますと、5貫は約19キログラムで、40丁とはすなわち約4キロメートル!当時の日本の常識を打ち破る超重量超遠距離兵器でありましたとさ。
で、そんな敵に攻め込んでったら遥か遠くから鉄の弾が飛んできて一巻の終わりではないかと思われ・・。戦って勝てる相手なのかどうか、どうやったら勝てるのか、またはどうやったら戦わずに守れるのか冷静に考えなくてはと・・そんな風に思うのは後世からの気楽なツッコミですけどねえ、ハイ~。
幕末美少女三人衆がこっそり瓦版を見て、鬼のようなペルリにキャ~~~!久坂様は浮かぬ顔でおうちに帰ると、兄が医師の家を継いで自分は武士として活躍したかったみたいな、これが過去形の演出って事は・・・?
伊之助様は相変わらず寿様には構いもせずお仕事に専念。気の強い寿様はクレーム付けてますけど、通じないんだなあ朴念仁様には~。
伊之助様と梅兄様が周布政之助様の御前で神妙な面持ち。「将及私言」ってタイトルのさっきの文書、これが例の建白書ですか。お主なら誰の字か分かるであろうと言われて・・・うわっ梅兄様震えてる?
建白書なんか出したら死罪だと文ちゃんに解説する文之進叔父上様のカットを差し挟んで・・梅兄様、平伏低頭謝りだした~!やっぱりこれ、寅兄様が作った?周布様が名前を消して匿名にしてくださった!ありがたや~~~!だが中身は優れた考えが書かれていると周布様。違法ではあってもお目こぼしくださる周布様にもこの国の危機がしっかりとお見えになってるご様子。
またも河原で物思いにふけっている文ちゃん。そこに現れたのが寅兄様だ!よくまあ河原で出会う事!文ちゃんは建白書がご法度である事をご存知ですし、どうも寅兄様が怪しい事も察してますし、ちょっとイラっとした感じで問いただす!殿さまへの建白書は兄上が書いたんですか!?
寅兄様は泰然自若よ!ヘタしたら切腹・・武士の身分をはく奪されている境遇でしたっけ、だったら打ち首さらし首になるところだったのに!どうして皆を心配させるような事を!お兄ちゃんがそんなんだからみんな心配してんじゃないの~~~!
のう文お前はどう生きる?自分の人生自分の命を何のために使う?兄はいつもそのことを考えておる。死など構わん思いが届くのなら。すっかり覚悟を決めてらっしゃいましたか寅兄様。つまりこれ知行合一の精神ですね。行いが伴ってこそ知識は意味があるのだ!俺は日本国の危機を知ってしもうた、皆その危機に気づかん、気づいても動かん、じゃから俺が動く!この国を守らねばならん!まさにこれぞ吉田松陰って感じの寅兄様だ!気迫だ~!
寅の中には五歳のママの寅次郎がおるんじゃないかなどと言いながら歩いている梅兄様と伊之助様・・・って事は!寅兄様と文ちゃんが帰り道、やっぱり出くわす梅兄様と伊之助様だ!田舎道の雰囲気が自然で綺麗。周布様の所からの帰り道ですよねえ?梅兄様、表面はニコヤカだけど、怒ってる?怒ってるよね?機先を制して寅兄様、もう心配はかけないから、十年間学問の習得に専念するから云々と誓いを立て始めました・・って、ウソばっかジャン!人の良い梅兄様は泣き顔で喜んでる~!いやわたしもうこの人が気の毒で気の毒で・・・。
伊之助様は寅兄様の心底に気づいているようで、物事にはやり方がある俺が江戸に付くまで少しだけ待ってくれ、と~。つまり側面支援をしてやるからって暗におっしゃってるわけですねえ。立ち去る寅兄様の目には涙。兄への申し訳なさと友への感謝の気持ちと、いよいよ家族と別れて命を捨てる覚悟と、その辺りがないまぜになっているようで~。ボケ味が柔らか、ここら辺はもう大河の得意技ですねええ。赤い笠が可愛いよ寅兄様。
伊之助様はさっそく江戸へと出立。寿様はヤキモチ?留守を頼むと言われて納得せざるを得ない境遇。お気の毒だけどそういう時代だからなああ。
いよいよ萩にも黒船が来るとの噂!沿岸警備の物々しさ!胸騒ぎの文ちゃんが、例の水車小屋を偵察すると、件の幕末志士ジュニアの面々が密談してます。んで、じゃあ黒船を見に行こうって!子の刻ここに集合!僕らは黒船探検隊!みたいな~。お医者坊主さんと貶されてたのがさっきの久坂様。百合之助パパ様からは、決して海岸には近寄るなとの厳命です。
さてお江戸では、寅兄様とお弟子の金子重輔様とでなにやら計画中。これってアレですね、歴史に名だたる密航の・・・。とそこに梅兄様&伊之助様が乱入!そこに並んでいるのは黒船の図面、ペリーと戦になった時の陣形案!やらかすつもりか!
黒船を討つつもりか?ペルリを斬るつもりか?と驚きふためく梅兄様!さすがに温厚な梅兄様もお怒りモードだ!胃が持てばいいけど・・・。嘘をついたのは悪かったがやらねばならんことがありますと言い返す寅兄様。
寅・・これをしたいと思ったら歯止めが効かん、それでは子どもと一緒じゃ、世の中を変えたいのなら正しいやり方で変えろと諭す梅兄様。どうか大人になってくれ!泣いてる~。弟も泣き返してる~。兄弟愛にほだされちゃったんですねえ。でもでも、二人の間には暗くて深い河が出来、もう一緒に生きる事の出来ない間柄に~?
寅兄様のお前はどう生きるという言葉を思い出して寝付けません文ちゃん。その上寝つけないもう一つの理由があり、
昼間目撃した志士ジュニアの皆さんの事が気になってしょうがないようで、こっそり抜け出して彼らの様子を見に来たわけです。するとどうでしょう、ボッチが一人・・・。お医者坊主と言われてたあの方がおひとりぽつんと立ってます。腰抜けどもがっと捨て台詞で帰ろうと・・一人で見に行く度胸はないんだ?まあとにかく帰ろうとするところに立ちふさがったのは文ちゃんだ!
異国船を見に行くんでしょ!うちも行きます!・・・なんだ、自分も見たかったのか。文ちゃんの提案で警備の薄い山越ルートで、ノリノリの文ちゃんです。石灯籠があんなに点ってたのはイメージ映像ですかね。椿の花が夜陰にキレイ。本日は椿祭りですか?
どうして来たのかと久坂様・・文ちゃんはまだ名前を知らないんですねえ、とにかくその志士ジュニア様に問われると、今何が起こっているのか知りたいという文ちゃん。寅兄様の件もありますからねえ~。ジュニア様はどうしてかと問われて曰く、この国は危うい、危機がせまっとるのに皆わかっとらん、誰かがやらにゃいけんのじゃ・・・ちょっと寅兄様と似たような事をおっしゃる。知行合一の精神ですねええ~。
椿の花を踏んで二人が走ってった先には何事もなく静かな海。異国船の黒船は結局来なかったんか~い!文ちゃんは笑って骨折り損の事態を受け入れてますが、志士ジュニア様の方はいきり立って悔しがって拳で地面をたたいてます。今日船が見られたら何か変わると願をかけてた?そんな事に願掛けをせんでもよかろうに~。
呪われとる?神社のおみくじいつ引いても凶がでる?家族を亡くし天涯孤独にして、家督を継ぐ兄様が亡くなってしまったから武士の道を捨て稼業の藩医を継ぐ定め?今から目線で申し訳ないんですけど、でも・・職があるだけ何ぼかましかもよ。
願いはいっつも敵わん、思いとは別に四方から壁が迫ってくる、それを受け入れるちゅうことが諦めるちゅうことや・・どうせ俺の人生こげなもんじゃ!拗ねてるなああ。
文ちゃんは志士ジュニア様の手を引っ張ってとつぜん走り出した!そして、もういっぺん引いて見ようや!あ、おみくじ?自分の人生こねなもんだとか勝手に決めないでよ!だって悔しい!アンタは偉い人なのに!言うだけの人よりも本当に行動する人の方が好き!ああ~寅兄様とオーバーラップしてるんだ文ちゃん。
ジュニア様におみくじを引かせてあげて、悪い事ばっかあったんならきっともう悪い運を使い切ったんよ!じゃからこれからはきっといい事ばかりある!せわあない!!と元気づけて・・・え、賽銭ドロボー?誰が怒鳴ってんの?とまあ変な成り行きで別れましたたこの方こそ、アバンですでに明らかの、後に文ちゃんの夫となるところの久坂玄瑞様で、いつぞや坂本龍馬様が教えを請いに行った相手だ!大物だ!
久坂様が文ちゃんに引かせてもらったおみくじを開けるとそこには・・・大吉!!やった~~!ご運が開けましたぞ久坂様~~~!
そして江戸では、寅次郎様がいない!ま・まさか!慌てふためく伊之助様。お弟子様と海岸の東屋にいる寅兄様、兄にあんなに思ってもらって嬉しかった、そして寂しくなったと。いつのまにか生き方が違ってしもうたもう戻れんのじゃと青い海に向かって嘆いてらっしゃいます。
寿姉様はお漬物を持って杉家にやってまいりました。いつになくニコニコしてる?子が出来た!おめでとおおございます~~~。あんなんでもちゃんとお努めは果たしてらしたんですねえ、伊之助様。夫が留守でも守るものが出来たと喜びもつかの間、百合之助様驚愕の余り倒れ込んだ?寅次郎が国禁を破って黒船に乗り込んだ~~~!うああああ!こりゃあもう絶体絶命やないですかあああっ!
黒船来航の大事件を背景に恋バナが進行しておりまして、何だかちょっと、それどころじゃないだろうと思ってしまう私ではございますが、まずは当たり障りのない出会いの段、祝着至極にございます~。で、それ以上に来るところに来ちゃいました寅兄様。もうちょっと尺を割いて兄様の心情に肉薄しといて欲しかったようなきがしなくもなくも小泉八雲・・・
神社で祈る文ちゃん。姉上のご婚礼がウマく行きますように!そして祝言でお饅頭がたくさん食べられますように~~!あら、その傍らでおみくじを引くイケメン男子のあり!久坂玄瑞様!あちゃ~~~!丸めて捨てたおみくじは・・きっと凶!
伊之助様が江戸よりご帰還、今度こそモノホンの婚礼決行!一度は寅兄様の行動で潰えたかに思えた寿姉様の婚活でしたが、今度はその寅兄様のご縁でリベンジできましたっ!亀義姉様のピンボケのお顔が印象に残りました。
寅兄様の一件は・・・結局命までは取られなかったものの吉田家は断絶にして寅次郎様は身分剥奪の上実家の実父の杉百合之助様にお預け・・・「育み」っていうんですか、保護観察の再教育みたいな?お殿様の毛利敬親様は物わかりがよろしいようで、百合之助様の申し出を受け寅次郎様の十年間の江戸遊学をご許可くださいました。大甘っていうか、こりゃあお殿様も寅次郎様に乗ったああ!みたいな感じなんですかねええ。
走る走る寅兄様!何があったって、大事件ですよ!歴史の大舞台の大事件勃発!嘉永六年、黒船襲来~~~!これまでも何度か外国から開国要望はあったわけですけど今度のは強敵だ!江戸に迫って来たし!軍艦だし!煙出してるし!これが後々の因縁になるんだなあ、寅兄様の~~。
そんなとき長州のお殿様に建白書が提出だ!建白書って、上に対して意見するって言うっ!匿名だって言うけど、これはもしかして寅次郎の仕業かとアップアップで慌てている梅太郎兄様!藩士の身分がはく奪されてる者が建白書など出そうものなら!最悪死罪!伊之助様も心配顔だ~~~。短い時間に随分詰め込んだなああ、アバンタイトル~。
あ、まったくの別件バウアーですけどこの数年後、武州忍藩の尾崎石城という藩士の方も上書を出したがためにお役御免となり養子先を追い出されて妹の家に居候して暇を持て余して描き溜めた絵日記が、かの有名な石城日記であるとか~。閑話休題~。
嘉永六年、寅兄様は長崎にいらっしゃる。椿の花の前ボケが綺麗ね。ロシア艦隊と接触するため?でもこれがすれ違いの憂き目で。新婚ほやほやの寿姉様と伊之助様。一所懸命働いて下女とギクシャクする寿姉様。頑張り過ぎて指も切っちゃって、健気なんだけど浮いてるなああ。せっかくの御馳走に目もくれず机に向かう伊之助様。お吸い物の具がハート形だ!あああ!伊之助様ったらご飯にかけてかき込んじゃった!寿様、立つ瀬なし~~!
文ちゃんが新婚の寿姉様をお訪ねすれば、姉様何だか浮かぬ顔。丸髷で、まるで大人の女みたいだと当たり前のことを言う文ちゃん・・。姉様は返して、気楽でええねアンタは。なになに、新婚ほやほやなのにうまく行ってないわけ?伊之助様が相手をしてくれない?勉強ばっかで構ってくれない?いやあ~、今が日本のお国の一大事と自覚されてますからなあ伊之助様は~。
帰り道、お友達のすみちゃん、ふさちゃんに出会います・・・ふみ・すみ・ふさって良いトリオですねえ~。三人が水車小屋に来てみると、すみちゃんの兄上の入江九一様、野村靖様、そしてふさちゃんの兄上の吉田マシュマロ・・じゃなかった、稔麿様、そして+α様が密談中。α様って要するにアバンに出て来た久坂玄瑞様ですけど、文ちゃんにはまだ名前が分かりません。
長州も安閑とはしてられん・・敵の大筒は五貫の鉄の球を40丁先まで撃ち込めるらしい、やられる前にやらねば!偉人を倒すんだ~~!ってぶち上げてますなあ、志士ジュニアの皆様~。
「大河ドラマストーリー」によりますと、5貫は約19キログラムで、40丁とはすなわち約4キロメートル!当時の日本の常識を打ち破る超重量超遠距離兵器でありましたとさ。
で、そんな敵に攻め込んでったら遥か遠くから鉄の弾が飛んできて一巻の終わりではないかと思われ・・。戦って勝てる相手なのかどうか、どうやったら勝てるのか、またはどうやったら戦わずに守れるのか冷静に考えなくてはと・・そんな風に思うのは後世からの気楽なツッコミですけどねえ、ハイ~。
幕末美少女三人衆がこっそり瓦版を見て、鬼のようなペルリにキャ~~~!久坂様は浮かぬ顔でおうちに帰ると、兄が医師の家を継いで自分は武士として活躍したかったみたいな、これが過去形の演出って事は・・・?
伊之助様は相変わらず寿様には構いもせずお仕事に専念。気の強い寿様はクレーム付けてますけど、通じないんだなあ朴念仁様には~。
伊之助様と梅兄様が周布政之助様の御前で神妙な面持ち。「将及私言」ってタイトルのさっきの文書、これが例の建白書ですか。お主なら誰の字か分かるであろうと言われて・・・うわっ梅兄様震えてる?
建白書なんか出したら死罪だと文ちゃんに解説する文之進叔父上様のカットを差し挟んで・・梅兄様、平伏低頭謝りだした~!やっぱりこれ、寅兄様が作った?周布様が名前を消して匿名にしてくださった!ありがたや~~~!だが中身は優れた考えが書かれていると周布様。違法ではあってもお目こぼしくださる周布様にもこの国の危機がしっかりとお見えになってるご様子。
またも河原で物思いにふけっている文ちゃん。そこに現れたのが寅兄様だ!よくまあ河原で出会う事!文ちゃんは建白書がご法度である事をご存知ですし、どうも寅兄様が怪しい事も察してますし、ちょっとイラっとした感じで問いただす!殿さまへの建白書は兄上が書いたんですか!?
寅兄様は泰然自若よ!ヘタしたら切腹・・武士の身分をはく奪されている境遇でしたっけ、だったら打ち首さらし首になるところだったのに!どうして皆を心配させるような事を!お兄ちゃんがそんなんだからみんな心配してんじゃないの~~~!
のう文お前はどう生きる?自分の人生自分の命を何のために使う?兄はいつもそのことを考えておる。死など構わん思いが届くのなら。すっかり覚悟を決めてらっしゃいましたか寅兄様。つまりこれ知行合一の精神ですね。行いが伴ってこそ知識は意味があるのだ!俺は日本国の危機を知ってしもうた、皆その危機に気づかん、気づいても動かん、じゃから俺が動く!この国を守らねばならん!まさにこれぞ吉田松陰って感じの寅兄様だ!気迫だ~!
寅の中には五歳のママの寅次郎がおるんじゃないかなどと言いながら歩いている梅兄様と伊之助様・・・って事は!寅兄様と文ちゃんが帰り道、やっぱり出くわす梅兄様と伊之助様だ!田舎道の雰囲気が自然で綺麗。周布様の所からの帰り道ですよねえ?梅兄様、表面はニコヤカだけど、怒ってる?怒ってるよね?機先を制して寅兄様、もう心配はかけないから、十年間学問の習得に専念するから云々と誓いを立て始めました・・って、ウソばっかジャン!人の良い梅兄様は泣き顔で喜んでる~!いやわたしもうこの人が気の毒で気の毒で・・・。
伊之助様は寅兄様の心底に気づいているようで、物事にはやり方がある俺が江戸に付くまで少しだけ待ってくれ、と~。つまり側面支援をしてやるからって暗におっしゃってるわけですねえ。立ち去る寅兄様の目には涙。兄への申し訳なさと友への感謝の気持ちと、いよいよ家族と別れて命を捨てる覚悟と、その辺りがないまぜになっているようで~。ボケ味が柔らか、ここら辺はもう大河の得意技ですねええ。赤い笠が可愛いよ寅兄様。
伊之助様はさっそく江戸へと出立。寿様はヤキモチ?留守を頼むと言われて納得せざるを得ない境遇。お気の毒だけどそういう時代だからなああ。
いよいよ萩にも黒船が来るとの噂!沿岸警備の物々しさ!胸騒ぎの文ちゃんが、例の水車小屋を偵察すると、件の幕末志士ジュニアの面々が密談してます。んで、じゃあ黒船を見に行こうって!子の刻ここに集合!僕らは黒船探検隊!みたいな~。お医者坊主さんと貶されてたのがさっきの久坂様。百合之助パパ様からは、決して海岸には近寄るなとの厳命です。
さてお江戸では、寅兄様とお弟子の金子重輔様とでなにやら計画中。これってアレですね、歴史に名だたる密航の・・・。とそこに梅兄様&伊之助様が乱入!そこに並んでいるのは黒船の図面、ペリーと戦になった時の陣形案!やらかすつもりか!
黒船を討つつもりか?ペルリを斬るつもりか?と驚きふためく梅兄様!さすがに温厚な梅兄様もお怒りモードだ!胃が持てばいいけど・・・。嘘をついたのは悪かったがやらねばならんことがありますと言い返す寅兄様。
寅・・これをしたいと思ったら歯止めが効かん、それでは子どもと一緒じゃ、世の中を変えたいのなら正しいやり方で変えろと諭す梅兄様。どうか大人になってくれ!泣いてる~。弟も泣き返してる~。兄弟愛にほだされちゃったんですねえ。でもでも、二人の間には暗くて深い河が出来、もう一緒に生きる事の出来ない間柄に~?
寅兄様のお前はどう生きるという言葉を思い出して寝付けません文ちゃん。その上寝つけないもう一つの理由があり、
昼間目撃した志士ジュニアの皆さんの事が気になってしょうがないようで、こっそり抜け出して彼らの様子を見に来たわけです。するとどうでしょう、ボッチが一人・・・。お医者坊主と言われてたあの方がおひとりぽつんと立ってます。腰抜けどもがっと捨て台詞で帰ろうと・・一人で見に行く度胸はないんだ?まあとにかく帰ろうとするところに立ちふさがったのは文ちゃんだ!
異国船を見に行くんでしょ!うちも行きます!・・・なんだ、自分も見たかったのか。文ちゃんの提案で警備の薄い山越ルートで、ノリノリの文ちゃんです。石灯籠があんなに点ってたのはイメージ映像ですかね。椿の花が夜陰にキレイ。本日は椿祭りですか?
どうして来たのかと久坂様・・文ちゃんはまだ名前を知らないんですねえ、とにかくその志士ジュニア様に問われると、今何が起こっているのか知りたいという文ちゃん。寅兄様の件もありますからねえ~。ジュニア様はどうしてかと問われて曰く、この国は危うい、危機がせまっとるのに皆わかっとらん、誰かがやらにゃいけんのじゃ・・・ちょっと寅兄様と似たような事をおっしゃる。知行合一の精神ですねええ~。
椿の花を踏んで二人が走ってった先には何事もなく静かな海。異国船の黒船は結局来なかったんか~い!文ちゃんは笑って骨折り損の事態を受け入れてますが、志士ジュニア様の方はいきり立って悔しがって拳で地面をたたいてます。今日船が見られたら何か変わると願をかけてた?そんな事に願掛けをせんでもよかろうに~。
呪われとる?神社のおみくじいつ引いても凶がでる?家族を亡くし天涯孤独にして、家督を継ぐ兄様が亡くなってしまったから武士の道を捨て稼業の藩医を継ぐ定め?今から目線で申し訳ないんですけど、でも・・職があるだけ何ぼかましかもよ。
願いはいっつも敵わん、思いとは別に四方から壁が迫ってくる、それを受け入れるちゅうことが諦めるちゅうことや・・どうせ俺の人生こげなもんじゃ!拗ねてるなああ。
文ちゃんは志士ジュニア様の手を引っ張ってとつぜん走り出した!そして、もういっぺん引いて見ようや!あ、おみくじ?自分の人生こねなもんだとか勝手に決めないでよ!だって悔しい!アンタは偉い人なのに!言うだけの人よりも本当に行動する人の方が好き!ああ~寅兄様とオーバーラップしてるんだ文ちゃん。
ジュニア様におみくじを引かせてあげて、悪い事ばっかあったんならきっともう悪い運を使い切ったんよ!じゃからこれからはきっといい事ばかりある!せわあない!!と元気づけて・・・え、賽銭ドロボー?誰が怒鳴ってんの?とまあ変な成り行きで別れましたたこの方こそ、アバンですでに明らかの、後に文ちゃんの夫となるところの久坂玄瑞様で、いつぞや坂本龍馬様が教えを請いに行った相手だ!大物だ!
久坂様が文ちゃんに引かせてもらったおみくじを開けるとそこには・・・大吉!!やった~~!ご運が開けましたぞ久坂様~~~!
そして江戸では、寅次郎様がいない!ま・まさか!慌てふためく伊之助様。お弟子様と海岸の東屋にいる寅兄様、兄にあんなに思ってもらって嬉しかった、そして寂しくなったと。いつのまにか生き方が違ってしもうたもう戻れんのじゃと青い海に向かって嘆いてらっしゃいます。
寿姉様はお漬物を持って杉家にやってまいりました。いつになくニコニコしてる?子が出来た!おめでとおおございます~~~。あんなんでもちゃんとお努めは果たしてらしたんですねえ、伊之助様。夫が留守でも守るものが出来たと喜びもつかの間、百合之助様驚愕の余り倒れ込んだ?寅次郎が国禁を破って黒船に乗り込んだ~~~!うああああ!こりゃあもう絶体絶命やないですかあああっ!
黒船来航の大事件を背景に恋バナが進行しておりまして、何だかちょっと、それどころじゃないだろうと思ってしまう私ではございますが、まずは当たり障りのない出会いの段、祝着至極にございます~。で、それ以上に来るところに来ちゃいました寅兄様。もうちょっと尺を割いて兄様の心情に肉薄しといて欲しかったようなきがしなくもなくも小泉八雲・・・
この記事へのコメント
先週のコメントみたいですが、やはり生きるのが下手ですね、寅兄様。頭いいのに・・私も物事は一度に通らない時もあるから、時期を間違えないことが重要と思うのですが。
しかし、梅兄様は弟思い。昔、叔父さんに殴られるのを見てるしかなかったから、今こそ力になりたい。って、普通なら「バカな奴」って一瞥して終わりなのに・いいお兄さんですね。
一方、久坂様。久坂様も生きるのが下手そうですね。しかし久坂様のことが詳しく描かれる大河って、最近では今作がはじめてのような気がします。
生きるのがへたって言うか不器用って言うか、もっとウマい事立ち回って欲しかったですよねえ、寅兄様・・・。
もしかしたら文之進叔父上様のスパルタ教育の洗脳が過ぎちゃって、こうも自分の身を顧みない真っ直ぐすぎてかなわんわみたいな~~?
久坂様が今後どのように描かれるのかは確かに一つの見どころですよね!そこんところの成否がすなわち今作の運命を決めるかもおおっ!